おさらい

■ドラ 懸賞牌とも言います。
ドラを活かしてあがれば1枚に付き1翻アップです。
但し、ドラは「役」とは違いますので、あればあがっていい訳ではありません。
■ドラ表示牌 そのまんまです。ドラを示す牌の事です。
表示牌の次の数・又は文字がドラとなります。例えば…
●表示牌は五筒 → ドラは六筒
●表示牌は東  → ドラは南  (東→南→西→北→東…の順です。)
●表示牌は中  → ドラは白 (白→發→中→白…の順です。)
ぶぼは未だに英和辞書を♪えーびーしーでぃ…♪と歌いながらでないと引けないのと同じように、白・發・中・白…と唱えないと三元牌のドラがなんだかわかりません。
■王牌(ワンパイ) 必ず残す14牌です。
(必ず…といっても、自分の目の前に王牌があるとして、左から2列×2段は「嶺上牌(リンシャンハイ)」といって槓をするとツモる牌ですが)(槓・嶺上牌については31〜34ページで詳しくご説明する予定です…)
この王牌の存在が、麻雀を理論だけでなく運に左右されるゲームとして面白くさせる一因です。
何故なら、絶対にツモれない牌が何なのかわからないから、です。
麻雀漫画ですと、自分の最後のアガリ牌が王牌に眠ってる…なんてシーンがたま〜にあります。
「天」では「俺のアンコはそこにある…」って赤木さんがね、ホラ。ふぐさしじゃないよ。
…いや、語ると長くなるんでやめときます…。
■局 一人の親の、始まりから終わりまでを「局」と言います。
配牌完了後、ドラをめくったら「局」が開始になります。
よく自分も使っちゃうのですが、半荘=1局的に「もう1局やろ〜」なんていうのは厳密には間違いです。
■局の開始 配牌が終わり、親の第一打の前に、ドラ表示牌をめくれば、ここから「局」が開始になります。
ドラ表示牌は、慣れれば指一本でカチっとめくれます。
映画版「麻雀放浪記」で、指一本で牌がめくれないのに元禄積みを教えるママ…は有名なシーンの一つです。
■役が付いていないとあがれない 現在の日本で主流の「リーチ麻雀」は、「1翻縛り」といって必ず「役」が1つ以上なければあがれない決まりになってます。
この件に関しましては、次のページで…。
■客風(コーフォン) 別名「オタ風」。
場風・自風でもない風牌の事です。
「風」については25ページで改めてご説明します。
■1・9・客風のドラは使い辛い 何故かというと、役に絡ませにくい、孤立し易いためです。
更に、ドラでなければさっさと捨ててしまうのに、ドラだと思うと何となく捨てにくくなり、そのせいで手の進みが遅くなったりします。
俗に言う「ドラに縛られる」というヤツです。
■幢(トン) 牌山を数える単位です。上下1枚ずつ・計2牌を「1幢」と言います。
「王牌は7列×2段で14枚」を言い換えると「王牌は7幢」です。
…近所に「幢幢」ってパンダの絵が描いてあるラーメン屋があるのですが、どういう意味があるのでしょう…。